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理事長 日髙憲三

今年もご関係の皆様のご尽力により,お茶の水JAZZ祭を開催することとなりました。このJAZZ祭は,本学出身の宇崎竜童さんと阿木燿子さんがプロデュースし,「音楽を通じた町おこし」をコンセプトとして2007年にスタートしました。それから10年,11回目の開催となり,今やお茶の水の「秋」を語る上で,欠かすことのできないイベントへと成長しました。このように続けられますのも,音楽そしてお茶の水を愛する皆様からのお力添えの賜物であり,厚く御礼を申し上げます。

ご存知のとおり,この神田お茶の水界隈は,古くから「日本のカルチェラタン」と呼ばれ,文化の発信地でありました。今も学生街の風情をそのままに,多様な彩りを持つ街として発展し続けています。本,楽器,スポーツ用品,カレーなど,皆様もこの会場への道すがら,行き交う人々を魅了する街並みを通って来られたことでありましょう。こうした懐の深い街において,今年も極上のJAZZの調べに酔いしれることができますことを,大変嬉しく思っております。

さて,本日のJAZZ祭は,本学学生や卒業生はもちろんのこと,千代田区,地域の商店街,企業,団体の皆様方の多大なるご協力の基に成り立っています。宇崎さんが道場主として,千代田区内の様々なイベント運営に携わっている本学学生ボランティア団体の「明大町づくり道場」,軽音楽サークルOB・OGの皆様で構成される「明治大学楽友会」,そして音楽を通じて地域を盛り上げて下さっている「ちよだ音楽連合会」等の皆様からも,惜しみない協力をいただいております。本学としても,このJAZZ祭を,最も大切な社会連携活動の一つと位置付けその一端を担っていますが,この取組みが人と人との更なる交流を生み,大学と地域の皆様との絆を育み,この地域の活性化につながることを強く願っております。

結びにあたり,宇崎さん,阿木さんをはじめ,お茶の水JAZZ祭に携わるすべての皆様に,改めて感謝を申し上げますとともに,アカデミーホールにお集まりの皆様が,心行くまで音楽の素晴らしさを堪能されますことをお祈り申し上げます。


明治大学長

お茶の水の夜空に幾重もの音色が重なる日が訪れます。第11回お茶の水JAZZ祭が本年も盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。このお茶の水JAZZ祭は本学OBである宇崎竜童さんの呼びかけで始まりました。2007年以来、オリジナリティ溢れるセッションを重ね、今では多くの人たちが待ち望む、季節の音楽イベントになっています。

そして、このイベントには、やはり宇崎さんが声をあげて作られた「明大町づくり道場」の学生たちがボランティアで参加しています。「明大町づくり道場」は、「音楽を通してまちを盛り上げる」というコンセプトのもと、このJAZZ祭以外にも、神田駿河台地区でのさまざまな音楽イベントの企画運営にも参加しています。さらには「神田スポーツ祭り」、「お茶の水アートピクニック」等の運営にもかかわっています。このような学生達の主体的な活動が、本学の社会連携や地域連携の一翼を担い、大きな役割を果しています。

また、この駿河台キャンパス周辺は、本の街・神田と呼ばれていますが、今では多くの楽器店、スポーツ店が集まる場所としても有名です。クラシックからロックまで多彩な音楽ジャンルをカバーする楽器店がひしめいています。サーフィンからスキーにいたるまで、あらゆるシーズン・スポーツの用具が取り揃えられ、どんなスポーツ用具も調達できます。本の街・神田は、音楽とスポーツの街でもあり、そこに明治大学は根を下ろしています。

私にとってジャズは特別な音楽です。学生時代には、今は無くなってしまったジャズ喫茶の「響」へ足繁く通っていました。明治大学から白山通りに抜ける路地にあったその店こそ私の学生時代の中心でした。大学院生の頃には、今も御茶ノ水駅前にある「NARU」というライブハウスにも通いました。また、当時は六本木にあった「BODY & SOUL」というジャズのライブハウスには毎週通っていました。そこは深夜になるとジャズ・プレーヤーが集まってきて、ジャム・セッション(集まった人々による即興演奏)が始まります。私は、この「BODY & SOUL」で、国や人種や世代をこえた場所として今の世界があるということを学びました。この多様性に溢れた世界を、ジャム・セッションする場所として考えるきっかけは、ジャズだったのです。

宇崎さんも「音楽は人を結ぶもの、心を結ぶもの」と語っています。この多様な世界を結ぶJAZZほど、世界に開かれた大学をめざす明治大学にふさわしいものはありません。まさしくジャム・セッションする大学でのJAZZ祭を楽しんでください。そして、宇崎さんをはじめとする実行委員会の方々、そして協賛・後援いただいている全ての方に心からの敬意と感謝を捧げます。ありがとうございました。


MESSAGE from 総合プロデューサー 宇崎竜童

総合プロデューサー 宇崎竜童

関係各位のお力添えを賜り、第11回記念の「お茶の水JAZZ祭」をここに開催できますこと、心から感謝いたしますとともに、ご協賛、ご後援すべての皆様に厚く御礼申し上げます。

大学と街、現役学生とOBとの繋がり。その“明大町づくり道場”学生が千代田区の多様なお祭りに関わり、縦横無尽に発想し、行動し、社会と繋がり、街の大人の方々との音楽を通じた町おこし活動の交流の中で多くの学びを得ること。音楽が人にもたらす幸福とは・・様々な課題と向き合いながら、この「お茶の水JAZZ祭」が超一流の生のプレイを愉しんでいただくコンサートの枠に収まることなく、人と人の『和』を繋ぎ、ともに歩むことが『絆』となる無上の喜びを感じて、足掛け10年を迎えるまでプロデュースをさせていただいてまいりました。

『音楽を通じた町おこし』をキーワードに、明大町づくり道場学生とともに、お茶の水茗溪通り会、サンクレール商店街、ちよだ音楽連合会、学生時代から愛してやまないレストランカロリーはじめ個々の店舗の皆様のご協力の下、かねてより屋外音楽ライブを御茶ノ水駅前で定期的に開催してまいりました。日本で一番多くの楽器店が並ぶ街、千代田区お茶の水界隈には、約50もの楽器店・音楽店が根を張っています。楽器に触れ、音楽の楽しさや感動を体感できる機会創り。そして地域の発展への貢献。学校と街、学生、OB、地域の人々。年齢、経験、立場を超えて取り組むことが絆を結ぶ、まさに「音楽は人を結ぶもの、心を結ぶもの」という想いを日々強くしております。

今年も明治大学アカデミーホールに、世代を超えて楽しめる、素晴らしいジャズ・プレイヤーの皆様をお迎えすることができました。記念大会に相応しい熟練の演奏と、魂を揺さぶる歌声が生み出すハーモニーを肌で感じ、御来場の皆様が音楽を心ゆくまで堪能されることを願っております。